会員寄稿「徒然」
第 1 回
食べ物のウンチク話
松山 繁守
 白鳥委員長の突然の投稿依頼に、どのような投稿をするか悩みましたが、現在自分が 通風に罹患しているということを考え食べ物の話にしました。
(この年齢になると食い意地が張るというか、色気もないのでそれだけが生きがいです)一応誤解を招くので一筆書いておきますが 通風=贅沢病という観念は一昔前の間違った考えです。
通風という症状は、明治時代以前にはほとんど存在しなかったそうですが、現在の食生活では男性ならだれでもなりうる可能性があります(女性はほとんどならないそうです)ちなみに私の食生活で、一番美味しく感じながらかつ重点をおいているのは朝食です。お昼は会社で、他にだれかいれば一緒に出前を頼んだりいたしますが、一人の時は省略してしまいます。(一人前を出前で頼む勇気がありません)
家に昼食を取りに戻るのも億劫なときは昼食抜きになります。
夕食はお酒を飲むのでツマミばかりでご飯はほとんど食べません。
そういう理由でご飯を食べる食事で、一番美味しく感じるのは朝食です。
私の今までの普段の朝の食生活を披露しますと、起きて洗面後まずカフェオレを2杯飲みます。(夏はアイス、冬はホット)
食事は魚(主に鯵)の干物・筋子(またはイクラ)・半焼き明太子・ベーコン付の目玉焼きがスタンダードスタイルです。
しかし魚卵、筋子・明太子は通風の大敵と聞き、残念ながら控えております(なぜか私が食べ物で唯一好きじゃないカズノコは影響ないらしい)、さすがの痛さにアルコールを含む飲食物には少し気を使っております。(笑えますが外食する場合はキリン淡麗アルファ・プリン体カット99パーセントを持参し、店の了解を得て飲んでます)

話は変わりますが、ところでみなさんは、世界の有名な臭い食べ物にどれくらい遭遇しましたでしょうか?
個人的嗜好でいろいろ意見がありそうですが、私の経験と人に聞いた話を考え合わせ予想しますと以下の食品がリストアップされます。

   @シュールストレミング(スエーデンの鰊の缶詰)
   Aホンオ・フェ(韓国の魚のエイ)
   Bクサヤの干物
   C中国の臭豆腐
   Dたくあんの古漬け

   Eそして番外は果物の王様ドリアンです。

@からDまでは皆さんお気付かと思いますが、発酵食品です。

@のシュールストレミング、とにかく初めて試食する方は、衣服に臭いが移るのを防ぐ為ビニールのカッパと、気分悪い時のためにビニール袋が必需品というほどの食品らしいです。缶の中で発酵させるので缶が膨れ暴発の可能性があるので、航空便での輸入は禁止されています。
Aホンオ・フェ、ほとんどアンモニアを濃縮した強烈な臭いです。
Bクサヤの干物、東北のほうではあまり食べませんが、家庭の台所で焼いて調理しますと、近所からも苦情がきそうです。
C中国の臭豆腐、名前のとおりかなり臭そうな豆腐です。
皆さんは以外と思うかもい知れませんが、Dのたくあんの古漬けも場所と場合によっては強烈な個性を発揮いたします。
以下は私が以前、海外旅行の飛行機内で経験した実話です。
離陸直後に突然の異様、かつ身に覚えのある悪臭に乗客全員がお互いを見回し、だれだ?だれだ?と犯人探しのように疑惑の目を向け合いあいました。えもいわれぬあの独特な臭い・・・そうですまるっきりオナラの臭いです、結局臭いの犯人はお年寄りのご夫婦が機内に持ち込んだ古そうなたくあんでした。
私は真犯人はたくあんと分かったのですが、事情を知らない他の乗客同士は、お互い猜疑心で気まずい時間を過ごしたのではないかなと思います。

 @〜Eのうち唯一発酵食品でも加工食品でもなく、生(き)のままで立派な悪臭を放つ果物がドリアンです。これはまさに、たくあんのオナラの臭い以上のもの・・・・・そうです排泄物臭そのものです。東南アジアのドリアン原産地の高級ホテルではほとんどが建物内への持込を禁止しているほどです。
私が実際に食しまたは臭いを経験したのは、ホンオ・フェとクサヤ、ドリアン、そしてさきほどの密室のたくあんです。
ホンオ・フェは魚のエイをカメに入れて発酵させたもので、 今年4月ソウル高麗クラブの10周年にソウルにお邪魔したさい、白鳥淳氏と共に高麗のメンバーと食しました、ホンオ・フェ少量を味の濃い肉とキムチとともに食べるので、おもったほど悪臭は感じませんでしたが、単独でそれだけを箸にとり臭いを嗅ぐと、ツーンと鼻をつくアンモニア原液そのものでした。先ほどから汚い例えで申し訳ありませんが、不衛生な男子小便器の臭いというと想像できるでしょうか?
クサヤはこのへんではなかなか見かけませんが、仙台のデパートで偶然密封した伊豆大島産クサヤを発見し、やった〜と興味半分で購入しました。自宅に帰り心うきうき〜密封された魚を取り出した瞬間、台所のゴキブリが数匹気絶したのでは?とゴキブリの安否を心配したほどの臭いが家中に充満いたしました。
しかしそれを焼かなければ折角購入した意味がなくなります。悪臭と戦いながらやっと焼け上がり、食べてみましたが・・・想像してください、よくもこういう物を先人は食品としてこの世に残したな〜と関心してしまいました。
ドリアンにかんしてはかなりの噂を聞いてたので、どうしても匂い(臭い)だけで勘弁していただき・・・、ご遠慮した次第です。食するのは勘弁してもらいましたが、食した人の話によると味は臭いと正反対で一度食べると虜(とりこ)になるそうです。
臭い食品の話はこれくらいにしまして、今凝ってる食べ物〜今風にいいますと、ハマってる食べ物のお話をしましょう。
日本経済新聞で食べ物のコラムを書いていている先生で、皆さんご存知かと思いますがテレビにもよく出ている、東京農大の小泉武夫教授という方がいらっしゃいます。、福島県の作り酒屋の出で、発酵・醸造学の権威でもあるわけですが、相当な食いしん坊で発酵食品なら、わけのわからない外国産でもなんでも飲み食いされる方で、私もかなり感心してしまいました。
実際東南アジアやアフリカなどの発酵食品はえたいの知れないものが多くかなり強烈で、唾を吐きながらそれを原料としながら製造する酒もあるくらいです。
そんな酒も朝飯前と飲むほどの先生です。これが本当の朝酒というのでしょうか?
小泉先生の発酵食生活に感化され、私も<魚は干物で食すべし>と思い、干物をコツコツとつくっています。 作り方は言葉でいえば簡単で2枚に開いた魚の内側をよく洗い魚の大きさによりますが、2時間ほど海水と同程度の塩水に漬け、網に入れて、3時間〜10時間ほど天日干しで出来上がりです。
釣具屋にいきますと天日干し用の網を売ってます、最初知らずに網を使わずそのまま干したら・・なんとハエの大群に黄色いタマゴを何百個も生みつかれてしまい散々な目にあいました。
主に鯵ですが、鯵にもいろいろあります1匹100円程度の小さな鯵で作るなら、出来合いの鯵の干物を買ったほうがお勧めです。スーパーで売ってないような立派な鯵の干物を作ることに意義があるのです。
私の場合は一本釣りの大きな身の厚い鯵を使いますが、スーパーでお刺身用で売っている場合があります。
有名な関アジもたまに使いますが、信じられないほどの感激する最高の干物に仕上がります。
ちなみに同じ鯵でも九州大分県側で水揚げしたのが関アジ、四国愛媛県側で水揚げされたのは岬(はな)アジといいます。
値段はブランド料で関アジが少し高価ですが、どちらも是非おすすめしたい極上の一品です。一匹500グラムもする大物は3000円以上します。
さすがに3000円のアジを干物にすることは価格的に無理がありますが、普通高級アジは寿司や刺身(たたき)が主流です、それを庶民的な干物にするという贅沢さがまたたまりません。
実際私には干物のほうが何倍にも美味に感じられ、製作中は考えただけでもバドルフの犬の法則のようになります。その干物を作ってる時間は天気が気になります。やはり晴天のほうが出来は良いようです。
是非会員の皆様に一度だけでも賞味、経験させたい次第です。
さらに最近気に入ってる同じ発酵食品で、青森県八戸市特産のなんばん味噌というのがあります。
なんばん味噌というと、宮城県の、道の駅かなんかで売ってる唐辛子の味噌漬けを想像するでしょうが、八戸のなんばん味噌はまるっきり別なものです。分類からしますと、基本はもろみ味噌で、原材料は大根・人参・ごぼう・きゅうり・しその実・唐辛子等・・以上の食品を細かく刻み、もろみ味噌とともに発酵させたもので、アツアツの炊き立てご飯に直接乗せるか、納豆に混ぜて一緒に食すれば一瞬このうえない幸福感に浸ることうけあいです。
私の珍味の仕入れはおもにインターネットでGETしてますが、最近の失敗は鱧(はも)です、ちゃんと骨切りしてあり食べるだけになっており、梅肉(梅びしお)をつけて食するわけですが、パサパサでとても食べられる代物ではありませんでした。
やはり作り立てで新鮮じゃないと鱧はだめみたいです。
最近のヒットは茨城県大洗、または鹿島灘産の大ハマグリです。私が幼少時代をすごした地域でもありますが、昔よく食べた直径8センチ〜10センチもあるような大ハマグリが手に入ります。最近は乱獲しないように計画的に捕獲され、月に一度程度しか水揚げされないようです。
これを炭焼きバーベキューで日本酒と醤油を垂らして、ギンギンに冷えたビールとともに食す・・・・・・極楽極楽となるわけです。
想像できますでしょうか?

思いおこすまま、つれづれと臭い食べ物と好物について一気に書いてしまいましたが皆さんも是非機会がありましたら珍しい食べ物に挑戦してみてください。
そして感想を徒然に投稿してください。
いそいで書いたので乱文にて失礼いたしました。
第 2 回
新世代月間によせて(塩竃RC訪問卓話より)
白鳥 淳
本日はお招き頂きまして大変有り難うございます。
私、本年度地区新世代副委員長を仰せつかっております、築館ロータリークラブ白鳥です。
職業分類は建築設計でございまして、塩釜クラブ前年度会長亀山さんには建築士会活動でいつもお世話になっております。
今、建築士の引き起こした事が社会的に大きな問題となっておりますが、ロータリー活動を通じ同業建築士として償いをしていきたいと考え、今日のスピーチ断らずに参加させて頂きました。
耐震偽装の件でスピーチに参ったわけではないので新世代に関し20分間おつきあい願います。

 私が地区の役員を引き受けた最初は森川ガバナー年度、地区統合元年の新世代委員会アクト委員長が始まりでした。翌年度小川ガバナー年度ではアクト委員に、アクトが好きでしたのでここまでは良かったんですが、桑原ガバナー年度にはライラの方を担当してくれと言われ、ライラ委員、そして今年度は新世代の副委員長と最悪の経歴を歩んでおります。
 
 当地区新世代委員会はご存じのようにインターアクト、ローターアクト、そしてライラの3小委員会がございます。
前年度まではYWD委員会がありまして大きな成果を収めております。
 まず、インターアクトは14歳から18歳までの青少年や高校生の為に提唱しており、当地区には33クラブ会員数が2000名おり様々な活動を行っています。
 次にローターアクトですが19歳から30歳までの青少年で構成され、職業やリーダーシップを養成するなどを目標としており、当地区には11クラブ約100名の会員が活動を行っております。
お聞きになっているかとは存じますが、八谷ガバナー年度の2月にローターアクト全国研修会が仙台で開催され国内からロータリアン、アクターが700名くらい集い研修会が行われます。今アクターは実行委員会を立ち上げ企画段取りを致しておりますが、ご時世ですので大幅な予算削減を提案致しており所です。お金より心のおもてなしをしなさいと指導しておりますが、地区ロータリアンの皆様には大会参加等でご協力を願わなければならない場面が出て参りますが宜しくお願い致します。
 最後にライラ委員会ですが、青少年指導者養成プログラムで、14歳から30歳までの青少年を対象とする集中研修プログラムです。
 前年度は松島自然の家に、ローターアクト、インターアクト、米山奨学生、長期短期交換留学生、所謂ロータリー家族が94名参加し研修を行いました。
 今年度は岩手県南青少年の家で11月18日19日の二日間開催することに決定致しております。

 ここで前年度行ったYWDEにも、ソウル訪問団の一員として簡単に触れさせて頂きます
 桑原直前ガバナーから詳細はお聞きになっておるとおもいますが、
今年3月末に岩手、宮城の盲学校生10名を引き連れ韓国ソウル国立盲学校に訪問しました。
 韓国では目の不自由な人たちに対しまだまだ大きな偏見があり、そこに日本から訪問団が乗り込んで行った訳ですから、大きな報道がなされ日韓親善の架け橋に成ったんではないかなと思っております。
 障害を持ったことはハンディではなく不自由なだけであり、社会的な偏見がハンディであるという言葉を身をもって、彼らと接し体験して参りました。
 余談ですがソウル市内のナンタ劇場迄、バスを降りて約15分間歩行したんですが、しんがりを仰せつかり監視していましたが、盲学校生より引率ロータリアンの方が歩みも遅く、時間に遅れがちになったという笑い話がございました。
 今年度は今現在地区では受入をどうするか決定しておりませんが、エクスチェンジ事業でございますので、相手側が希望するのであればなんらかの形で受入をすべきではないかと個人的には考えております。
 その際は塩釜ロータリークラブ皆様にもご迷惑をおかけ致しますが宜しく御指導、ご協力下さい。

 さて地区新世代委員会の概要を話している間に時間も多少経過して参りました。桑原直前ガバナーより新世代に対するロータリーの責務の膨大な資料を提供頂きましたが、これをこのまま読み上げるのは地区での先駆者であり多くの傑出した指導者を輩出している、塩釜クラブ皆様には釈迦に説法のような気が致しますので、概要のみお話をし、後半に我がクラブ独自で行っておりますクラブライラについて紹介をさせて頂きます。

 今月は新世代月間、新世代とは30歳までの若い人たちであります。
ロータリークラブはこの月間中、すべての新世代のための活動に焦点を当て、同活動強化推進に役立つプログラムを実施するよう奨励されてます。
 新世代のための活動は広範囲にわたりますが、その中には 1.青少年向け職業相談の開催 2.青少年交換計画の公表 3.会員各自の事業所に青少年を招待 4.例会プログラムに青少年を参加させる 5.学生の経済的援助 6.レクリェーション・プログラム I・A・C  R・A・Cとの協同奉仕活動などが含まれています。
 この青少年問題は国際ロータリー創立以来の関心事と言われておりますが、同時にそれは、私たちの将来を左右する大事な問題でもあります。中国のことわざに、来年のことを考えるなら、稲を植えなさい。そしてもし100年後のことを考えるなら、子供たちを教育しなさい。という言葉があります。私たちにとって、青少年問題は正に大事な問題であると思います。
 基本的にはロータリアン個人個人は指導的任務を負い、青少年に深い関係を持つ現在の社会情勢を認識する必要があります。従いましてロータリークラブの会員は、青少年の才能と熱意を呼び起こし、青少年の心の中に責任感を植え付けることに特別の関心を持つことが大事であると思います。
 しかし、これほど青少年の健全育成が叫ばれ始めてから既に久しく種々の対策が講じられておりますが、その割に実質的効果があがらないのは何故でしょうか。現在では非行防止を論ずるよりも、むしろ我々大人の適切なしつけや教育指導と、その対策を実践する時ではないかと考えます。
 以前ある新聞社の掲載された社説を紹介しいたします。
「けじめの感覚」という主題でした。 
その社説によりますと近頃の子供たちに対して感じることは
1.我慢することが少ない。
2.物事を感覚的に捉えあまり深く考えない。
3.他人への思いやりに欠ける。
4.物を大切にしない。といった子供が多いとありました。
 しかし、その欠点はそのまま裏返しの長所ともいえるものも少なくないと思います。それは、 1.明るく 2.積極的で 3.ものおじしない 4.感性の鋭さにも感心させられるといったものです。
 しかし、そのような長所を認めつつも感じますことは最近の子供たちの「たたずまい」の中に 「けじめ」というものが失われつつあるように思われます。この薄らいだ「けじめ」を取り戻す特効薬はすぐに見つかりませんが、まず大人自身の「たたずまい」を見直し、家庭のしつけを考え、子供たちが学校内外での様々な活動に参加できる場を作り、自立心や社会との連携感を培う環境にしていくことが大切ではないでしょうか。時間はかかりますが、それが青少年たちの身近にいる私たち大人の責任だと考えます。

 一昨日の報道では、小学生児童の教師への暴力行為が問題になっております。先日ソウルでの韓日親善会議に参加して参りましたが、ヤンさんと言う韓国第3650地区パストガバナーのスピーチをお聴きしました、韓国ではリトルアクトを提唱しているそうです。
リトルアクトと言いますのは、インターアクターが14歳からですがその下の年齢8歳から14歳が対象だそうです。ローターキットと呼ばれ、本当の若年層からロータリーの理想を教えていくそうです。
日本にはまだ結成されておりませんが、そこまでしなければ青少年の健全育成を推し進める事が難しくなったのかな実感させられました。

 では残りの時間築館クラブが行っておりますクラブライラをご紹介いたします。
 8年前ですが私がクラブ青少年奉仕委員長の時に企画し、第1回を開催致しました。
 その頃の築館ロータリークラブには、老人の為の老齢者とロータリアンの集い、小学生の為のスポーツ大会支援、高校生の為の模擬面接や職業講話、社会人の為のローターアクト提唱等の事業はありましたが、多感な年齢である中学生の為のプログラムがございませんでした。
 私個人も中学校のPTA会長を卒業し、まだまだ中学生の育成には未練を残しておりましたので、彼らの為に、クラブで出来ないかと考え理事会に図りました。しかし、クラブも潤沢な予算が有るわけでもなく、考えた末に奉仕活動用のジャンバーを1会員に1万円で購入して頂き、差額で事業を行いました。
 初回は指導者養成プログラムとはほど遠く、問題の有る子が多く参加し、指導のしがいもあったんですが大変な苦労をいたしました。
 夜には寝ずの番をしたり、時には頭をこづいたり、今となっては笑い話でございますが、彼らも立派に成長しておる事と思っております
回を重ねる毎に学校側も理解をし、初めは築館中学校の生徒だけだったんですが、教職員は移動がございまして、移動になるとロータリーではこういうプログラムが有るんだという話しが出、うちの学校も、うちの学校もと要請があり、今では花山中学校、一迫中学校と3校の生徒会活動指導者が一堂に会し交流を深めております。
 実際は後2校からもお願いされておりますが、会場の器や指導する我がクラブ側の問題で受け入れかねております。
 初期の頃は地区では桑原青少年奉仕委員長の下、3泊4日でライラを実施しておりましたが、派遣している我がクラブの問題であるんですが誰が参加し、どういう実が有ったのかの報告もなく、地区からの参加要請があるので誰かを、只、漠然と参加させていたのが実情でありました。
 クラブライラを行い感想文を書いて貰うと、来年も参加したいという声が圧倒的で、事実一年生で参加した生徒は2年生になってからも必ず参加しております。
 道で会っても必ず声をかけてくれるし素晴らしい地域に密着した事業だと自負しております。
 プログラムの内容はロータリーの大きな奉仕部門である、社会奉仕は環境問題について話し合い2日目には年4回ローターアクトと共同で行っているインターチェンジ周辺の清掃作業を行わせ、職業奉仕は将来の職業に対する夢を話し合い、国際奉仕は米山奨学生や交換留学生にスピーチをいただき国際交流を通じ国際理解推進をいたしております。
 地区ライラはロータリー家族、クラブライラは地域貢献の位置づけで、我がクラブも会員数減少で大変ではありますが、絶対に無くしてはならないプログラムとして続けていくつもりです。

 奉仕を行うには若干の費用もかかります。しかし費用が嵩むから事業を無くしたのではロータリーの奉仕の理想は消えてしまいます。こういう時期で有りますのでロータリアンは歯を食いしばっても、ロータリアンであることを地域社会に発進し続けるべきであると考えます。


第 3 回
日・伊・台3カ国RC協力で南三陸町を支援
友好クラブ    倉敷東RC  遠藤尭之会長

―東日本大震災への迅速な対応―

94日、東北のブロック紙で最大の「河北新報」に、写真入りで次の様な記事が載りました。「日・伊・台 支援の思いつながる 車5南三陸町へ 3カ国RC協力し寄贈 (中略) ロータリー財団の国際親善奨学生だったナポリに住むオペラ歌手角南有紀さんが、地元RCの支援申し出を倉敷東RCにつないだのがきっかけ。贈呈式には佐藤仁町長が出席、『69台の公用車が流出し復興業務に支障を来たしていた。皆さんの支援を力に変え、町民と心一つに復興に取り組みたい』と述べた。」 また、山陽新聞もこのロータリーの国際支援活動を二度にわたり報道しました。

そのいきさつをご紹介しましょう。

未曾有の大地震と津波が東北を襲った3日後の314日、当クラブ推薦でナポリに留学した国際親善奨学生の角南有紀さんを通じて、ナポリのRCからマッチング・グラント(MG)で津波被災地を支援したいとの申し入れを受けました。しかし、当クラブは未来の夢計画パイロット地区にあるため、MGが出来ません。宮城県栗原市にある友好クラブ築館RC(会員数16名)に協力を求めることを思いつきましたが、そこは日本最大の震度7を記録した所で、地震発生後見舞いの電話もメールも通じません。一週間後やっと通じた白鳥元会長の携帯電話によって会員全員の無事を確認し、イタリアRCとのMGの窓口になって下さるようお願いしました。当クラブがイタリアとの折衝や申請手続きを支援しMGを進めましたが、イタリアRCに日本の事情や、新しく発足した「日本地震災害復興基金」のルールなどを伝えるのには大変苦労しました。当初、ローターアクトを含むナポリのRC10社の義援金でスタートしたのですが、具体的に南三陸町に車両を贈呈するプロジェクトを提案して地区DDFの支援をお願いしたところ、2100地区のガバナー・ミケランジェロさんがイタリア全地区のガバナーに声をかけてくれて、10万ドルのMG支援になりました。このMG南三陸町29人乗りマイクロバス1台とプリウス1台を贈ることが出来ました。

同じ頃、姉妹クラブ台湾雙和RCからの援助の申し入れに我々の募金を加え、同様築館RCとのMGにし、三菱軽自動車2台を贈呈しました。これに、築館RC姉妹クラブ台湾草屯RCの義援金で買ったバンを加え、合計5台の支援車両の贈呈式を93南三陸町仮庁舎で行うことが出来た次第です。

このようなロータリーの国際奉仕活動ができた背景に、財団学友や、姉妹クラブ、友好クラブの会員と我がクラブの会員が継続的に深い交流を続けていたことがありました。改めて、ロータリアンの絆を強く感じました。

イタリアRCを代表して車両贈呈式に参列し、自作の歌とイタリアオペラで激励した角南財団学友は、感激した町長から南三陸町夢大使を委嘱されました。我々は、これからも継続して被災地にどういう支援が出来るかを考え、実行につなげて行きたいと思っています。     (倉敷東RC 遠藤堯之 記)

第4 回
草屯扶輪社40周年式典挨拶
2010〜11会長  松山繁守

 皆さんこんばんは築館ロータリークラブ会長の松山です。本日は草屯ロータリークラブ創立40周年玉ごとにおめでとうございます。草屯ロータリークラブは1970年創立ですが早くもその5年後の1975年4月には、我が築館ロータリークラブと姉妹クラブの締結をしております。そして今年の2月には姉妹締結35周年を迎えました。我がクラブでは4年前の1月に佐々木良一・日野博裕の両会員が1週間の間に相次いでお亡くな引ニなり、草屯クラブとの姉妹締結時のメンバーは本日出席しております鈴木洋一会員と長谷川翼会員の二人だけになりました。玉た草屯ロータリークラブにおいても、李祐自バストガバナーを始め多くの友好的な会員がお亡くな引ニなっております。本日私たちは草屯ロータリークラブと築館ロータリークラブとの友情を結んでいただいた先輩ともに謹んで哀悼と感謝の意を去したいと思います。
 私たち築館ロータリークラブは現在会員数17名ですが、今回の草屯クラブ訪問には家族を含め過去に例がない13名という多数のメンバーで訪問いたしております。素晴らしい活動をしている草屯ロータリークラブと姉妹クラブであることを私達は誇り思い、今後とも熟い友情で結ばれた姉妹関係を継続させていきたいと思います。4年後には我が築館ロータリークラブも創立50周年を迎えます。築館ロータリークラブの50周年式典にはたくさんの草屯クラブの皆さ玉の来訪をお待ちしておりますのでよろしくお願いいたします。草屯クラブそして、本日ご出席の鳩ケ谷クラブ・犬山クラブの今後の発展と永遠の友情を祈念いたしましてお祝いの言築とさせていただきます。

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